おかわりしたい旅先 イタリア編

既に行ったことがあるものの、もう一度訪れたい旅先もある。その筆頭がイタリアだ。

イタリアには夫婦で訪れた。約一週間の旅程で、ミラノ、ヴェネツィアフィレンツェ、ローマを巡るハードな旅だった。それぞれの街に滞在する時間も必然的に短かったため、若干の心残りがある。

◯旅の思い出

1. ミラノ

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ミラノのドゥオーモは本当に美しい建築だった。是非とももう一度訪れたい。

ドゥオーモの近くには、近代美術館(ノヴェチェント美術館)があった。モディリアーニの『ポール・ギョームの肖像』は一周した後にもう一度見に行ってしまう程に素晴らしかった。また、美術館の大きな窓から見るドゥオーモには圧倒された。

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ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』も見に行った。

事前に予約してチケットを入手しなくてはならないのだが、日程によっては公式サイトでの販売開始後すぐに売り切れてしまう。私たちも、やはり公式サイトでの購入は出来なかった。国際電話での予約にチャレンジしたが、回線が混み合っており、全く繋がらない。日に日に国際電話の料金だけが増えていくため、最終的には、現地に住む日本人の方に代行をお願いした。

現地に行くまでに結構な苦労をしたものの、『最後の晩餐』そのものについては、あまり記憶がない。その代わりに、訪問前に寄り道したカフェで、夫が「ミラノ風サンドください」と言って、店員さんにポカンとされたことは覚えている。

 

2. ヴェネツィア

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恐らく、もう二度と行かないと思う。街自体は美しいのだが、世界的な観光地で人が多く、とにかく行列ばかりで辛かった。あまりにも辛かったため、夫と喧嘩にもなった。

ヴェネツィア駅からサン・マルコ広場までのゴンドラのルートが往き帰りで異なるため、ゴンドラに乗るのは一回だけで良いなら往路で乗るべきだった。

 

3. フィレンツェ

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フィレンツェと言えば、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。私たちは予約なしだったので、クーポラに登ることは出来なかった。(クーポラへの入場は可能だった)

訪れてから気がついたのだが、クーポラの中にはダンテの肖像画があった。本当は近くで見たかったが、クーポラを登る人用の出入り口付近に飾られていたため、遠目でしか見ることが出来なかった。今度行く時は、必ず予約しクーポラの上へ登りたい。

また、ヴェッキオ宮殿の秘密の回廊ツアーも時間が合わず、参加出来なかった。今度こそは時間を取って参加し、秘密の通路を探検したい。

 

4. ローマ

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コロッセオからフォロ・ロマーノは想像以上にスケールが大きかった。予定では一時間程でフォロ・ロマーノを抜けるつもりだったが、予想外の広さで迷子になり、二時間は彷徨った。二千年前の遺跡がこれだけ残っていることには、非常に驚いた。

ローマでも特に気に入った場所はドーリア・パンフィーリ美術館だ。その名の通り、ドーリア・パンフィーリ家という貴族に伝わる美術品を収蔵している。ここでは家長自らが解説するオーディオ・ガイド(英語とイタリア語対応)が借りられるのだが、丁寧すぎて笑ってしまう程一つ一つの説明が長い。ドーリア・パンフィーリ家で最も有名な人は、教皇インノケンティウス十世で、ベラスケスが描いた彼の有名な肖像画もここにある。

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このイタリア旅で最大の思い残しはローマにある。それはカラヴァッジォの素晴らしいコレクションのあるボルゲーゼ美術館に、予約が取れず入れなかったことだ。イタリアを旅している間に、私はすっかりカラヴァッジォのファンになってしまった。

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そのため、本当にボルゲーゼ美術館に行けなかったことは後悔している。ボルゲーゼ美術館に行くためだけに、イタリアを再訪するのも有りだと思っている。

 

◯おかわり時の希望

次回イタリアに行く際は、フィレンツェとローマに加えて、ナポリ方面にも足を伸ばしたい。

具体的にやりたいことは下記の通りだ。

1. サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ に登る(フィレンツェ)

2. ヴェッキオ宮殿で秘密の回廊ツアーに参加する(フィレンツェ)

3. ボルゲーゼ美術館でカラヴァッジォのコレクションを見る(ローマ)

4. ポンペイ遺跡を訪れる(ナポリ)

5. 本場のナポリピッツァを食べる(ナポリ)

 

一回の旅行では足りないかもしれない。

 

 

 

My Bucket List 海外旅行編

旅が好きだ。

家族や友人と知らない土地に行き、素晴らしい景色を眺めたり、予期せぬ出来事に遭遇するのはとても楽しく、刺激的だ。

あの時はこんなことがあったね、と後から思い出を肴にお酒を飲むのも好きだ。

何度同じ話をしていたとしても、旅の思い出について振り返る楽しさは色褪せない。

子供も生まれ、これからどれだけ旅に出られるのかはわからないけれど、一生のうちに行きたいと思っている場所をまとめておく。

 

1. スペイン

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今、夫婦ともに一番行きたい場所。

サグラダ・ファミリアのあるバルセロナは勿論、アルハンブラ宮殿グラナダ。珍しい「道」の世界遺産であるサンチャゴ・デ・コンポステーラにも訪れたい。マドリードプラド美術館で、ベラスケスに圧倒されたい。

あとはバスク地方サン・セバスチャンに行って、バルをハシゴしてベロベロになりたい。

 

2. エジプト

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ピラミッドは必ず行きたい。子どもの頃から、世界不思議発見!でツタンカーメンの回は必ず見ていた。なぜ学生時代に行かなかったのだろうか。

世界遺産条約成立のきっかけにもなった、アブ・シンベル神殿の前で絶対に記念写真を撮りたい。

 

3. アメリ

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プライベートでは既に二回訪れているものの、やはりアメリカは広い。二回では全然足りず、まだ行けていない場所が沢山ある。

イエローストーン国立公園には絶対に訪れたい。色鮮やかなグランド・プリズマティック・スプリングをこの目で見たい。

時間とお金と体力が許すなら、ケルアックのようにアメリカ横断をしたい。

 

4. フランス

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南仏のヴァンスにあるロザリオ礼拝堂。巨匠マチスが全ての装飾を手がけた場所で、冬の午前十一時が最も美しいと言われている。

ステンドグラスからの光で着色される聖ドミンゴの壁画を、のんびりと眺めたい。

 

5. 中国

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夫婦ともに大好きな漫画『キングダム』の舞台である。

兵馬俑始皇帝の自体を肌で感じ、夕暮れ時は渭水のそばで過ごしたい。

敦煌莫高窟にも行きたい。高校の世界史で、授業中にウトウトし、石窟寺院をセックス寺院と聞き間違えたことを思い出して、クスクス笑いたい。

 

6. オーストラリア

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小学生の時に使用していたジャポニカの漢字練習帳。その裏表紙にはウルルの写真が載っていた。

オーストラリアには幼い頃に家族旅行で訪れたが、ウルルには行けなかった。改めてオーストラリアに訪れることがあるなら、ウルルの写真を撮りたい。

 

7. インド

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私はお腹が弱いので、インドに行く勇気が中々出なかった。今思うと、お腹を壊しても会社に迷惑のかからない学生時代に行っておくべきだった。

タージ・マハルを見ながら、建築されることのなかったシャー・ジャハーンの黒い墓標に思いをはせたい。

 

8. イラン

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「イスファハーンは世界の半分」

その言葉を正に体現したかのような、イマーム広場。中東、特にイランやイラクの周辺は、安全面が怖いような気がするのだけれども、いつかは行きたい。

 

9. モロッコ

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空港の名前がイブン・バットゥータ、それだけで何だか行ってみたい。

マチスも描いたタンジールの街並みを見たい。

お土産にタジン鍋も買いたい。

 

10. トルコ

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世界三大料理の一つと言われるトルコ料理を食べたい。

気球に乗って、カッパドキアを眺めたい。

アヤソフィアのモザイク画を見学したい。

 

とりあえず十箇所挙げたものの、他にも沢山行きたい場所がある。

また、今まで訪問した場所でも、もう一度行きたいところが沢山ある。

まずは頑張って働いて、お金を貯めよう。