おかわりしたい旅先 サンフランシスコ編

私と夫には「読書」という共通の趣味がある。特に二人とも好きなのは、ビート・ジェネレーションの作家だ。夫はケルアックが、私はギンズバーグが好きで、夫婦揃って立派なビートニクだ。そんな我々ビートニクにとって、聖地とも言える場所がサンフランシスコである。(写真はCity Lights Books近くの交差点)

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そんなサンフランシスコで絶対に訪れたかった場所は、City Lights Booksだった。ここは1950年代に、ビートニク達が集まった書店で、現在でもポエトリーリーディング等のイベントが行われている。非常に雰囲気があってワクワクした。

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サンフランシスコはビート・ジェネレーションだけでなく、ヒッピーの聖地でもある。ヒッピー達は、ビートニクの精神を受け継いだので、ビートニクである私たち夫婦は勿論ヒッピー文化も大好きだ。当然のようにヒッピーの街、ヘイト・アシュベリーにも足を伸ばした。

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歩いているだけで最高にサイケデリックで楽しい街並みだった。怪しい葉っぱも売っていた。

普通の観光もした。観光船に乗ってカリフォルニアの海に出て、ゴールデンゲートブリッジや監獄で有名なアルカトラズ島を眺めた。

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髪がバサバサになったり顔がカピカピになったりしたものの、海風が気持ちよかった。パラセイリングしている人も沢山いた。楽しそうだったので、いつかチャレンジしてみたい。

勿論フィッシャーマンズワーフにも行った。サンフランシスコの代名詞とも言える看板を発見した時は、流石にテンションが上がった。

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観光客向けのクラムチャウダーも食べた。意外と高い(十二ドルくらいだったと思う)割には、容器となっているパンは恐ろしく不味く、二度と食べないと思った。ちなみに滞在中に食べたもので美味しかったのは、エッグベネディクトとチャイナタウンの中華だった。中華は裏切らない。
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ホテルはVertigoという、その名の通りヒッチコックの映画『めまい』で使用されたところに宿泊した。

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フロントでは『めまい』のDVDをずっと再生していた。また、フロント係の黒人のおじさんが気持ちの良い人で、そこまで豪華なホテルではないがまた訪れたくなった。

サンフランシスコは何日でもいられる素敵な街だった。是非とも今度行く際はパラセイリングに挑戦したい。